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山本周五郎賞 選評
いやー、時間が経つのは早いもので、もう7月ですね。わはは…は……は………orz
ごめんなさい。正直なめてました。本気出せばこんなのすぐ終わると思ってました。実際はかなり大変でした(涙
申し訳ありませんがもうちょっとだけお待ち下さい。どんだけだよ!って感じですがorz
なんとか終わりが見えてきた感じなので。あぁ、早く楽になりたい……。


では今日は、「小説新潮」7月号に山本周五郎賞の選評がまとめられてましたので、それについて少し。

紡さんの「もうすぐ」は受賞を逃したわけですから、当然のことながら辛口のコメントが多かったです。しかし逆にそれが興味深かったので、そちらに焦点を当ててみたいと思います。よく考えると、辛口コメントって触れる機会があまりないんですよね。書店やネットの紹介では絶対に悪いことは言わないし、辛口といえばせいぜい読者のレビューくらい。それにしたって褒めてるのがほとんどだし、辛口といっても文章力がないから(?)か、気がつかないうちに半分悪口になっていることも多いし。ちゃんとした作家さんが、理路整然と問題点を指摘したというのは新鮮で、辛口なのになぜか面白かったです。

では選評は、選考委員の先生方1人1人が自分の選考について書かれていたので、ここでも1人1人焦点を当てて書いてみたいと思います。

まずは浅田次郎さんから。浅田さんの批評の1部を引用すると、


たぶん仕事ぶりも速いのだろう、取材をしながら資料を読みながら、思いついた事柄をさほど選別せずにさっさと書いてしまっているように思える。気分の高揚がなけれぼ創造は不可能だが、その高揚感がかくもあからさまに表現されたのでは、鑑賞者はついて行けない。そうした興奮が集積された結果、小説固有の含蓄はことごとく抹殺され、あたかもノンフィクションのような読後感が残る。
小説とは何か、という根本的命題を、少なくともこの作品については作者自身が理解していないように思えてならなかった。


すべてを納得したわけではないけど、あぁー…と思った部分もあることは確か。確かに詰め込みすぎな感じはあるよな。
でも「もうすぐ」は紡さんの本の中でも特殊な分類に入るからね・・・。
それにしても浅田さんにはぜひとも他の作品も読んで欲しい。そうしたら最後のコメントのようなことは出ないはずだから・・・。誤解されたままだと嫌ですよね、ファンからすると。



では次は小池真理子さんの選評。

全体として、女性誌的なデータをもとにして書かれた作品、という印象を否めなかった。

言ってることは浅田さんと近いでしょうか。これもまぁ、ある程度は頷かざるを得ないか…。とっても参考になった本だし、勉強になった本ではあるけど、だからこそこう言われてしまうのかもしれない。小池さんは女性で、相応の年代だから、この本に書いてあることはほとんど分っているのかもしれない。それなら、”データをもとに”と思われても仕方がない気はします。
それともう一つ。


また、男性作家が女性にしか分からないはずの女性生理を描くことに挑戦する場合、それを書かずにはいられなかった何か強い衝動、理由があるはずである。残念ながら、本作にはそれが見えてこなかった。

僕らファンは紡さんがこの本を書こうと思った理由は分かっているけれど、紡さんのことを全く知らない人には理由など知るよしもない。それでも、作品に込めて読者に伝えなきゃいけないということか。小説って難しいんだな……。
だけど、ほんとにこれ読んで伝わらないかな、理由? 自分は理由を知った上でこれを読んだのでなんとも言えないけれど。
それにしても、小池さんだけではなく、男性作家がなぜこういうことを?という疑問が少なくなかったですね。
ほんと小説って難しい。

では最後に、流れ星が消えないうちにの文庫本の解説も書かれた重松清 さん。

ただ、個々の物語が有機的にからみあうことがないため、全体としては「当事者の内面をきちんととらえた良質のレポート集」の範疇にとどまってしまった。本作と通底する問題意識を持ったノンフィクションやテレビのドキュメンタリーの先行作は少なくない。だからこそ、小説ならではの仕掛けや深みをさらにもう一歩、と求めたくなるのだ。

だいたいほかの先生方と同じような感じでしょうか。参考になったし勉強になったしたくさん考えさせられた本ではあるけど、フィクションの小説としては物足らないというところか。




とまぁ、こんな感じでした。興味深かったのでここでは辛口ばかり紹介しまいたが、もちろん賞賛の声もたくさんあります。たとえば篠田節子さんの次のような一節とか。

一方、小説として作り込まず、取材原稿のような生々しい形で事柄が提示され、行間から作者の温かく力強い声援が聞こえてくるからこそ、現実を前に迷っているある立場、ある層の読者を力づけ、勇気を与えるという側面も持つ。文学賞を受賞するというのとは異なる価値を持つ作品といえるだろう。


まぁ、意地汚い解釈をすれば、あまり小説とは言えないし文学賞を取るような作品じゃないよと言ってるんでしょうが。

でも、たとえそうだとしても、小説ならではの仕掛けや深みがなかったとしても、小説とは何か、という根本的命題を理解してなかったとしても、篠田さんも書かれているように、この本によって救われた人や、自分の過ちに気づかされた人や、この本が将来の道しるべになったひとが必ずいるはずだ。現にここにも、この本によってたくさんのことを考えさせられた人間がいる。
それだけで、いいんじゃないのかな。小説って言うものはさ。


>月光さん
もちろん覚えてますよー。お久しぶりです。

電車のつり革広告にひかりをすくうありましたね! 全然意識してなかったところで紡さんの名前が目に入ったりすると、なんだかうれしいですね。

>うたさん
みたいですね。7月28日発売だとか。

あ…記事に書くの忘れた…。ま、ここに書いたからいっか(笑)。
連載と短編楽しみです。

>ドラマニさん
もう半年経ちますか……。
その間に書いた記事の数は……orz
ホントすみません。リニューアルしたら増やしたいと思います。

> 漣 さん
漣さんはじめまして!
半月の件ですが、そうみたいですね。ただまだ決定ではなく、難しい面もあるとか…。
でもぜひリメイク版出して欲しいです。

>ガリゴル少年
ガリゴル少年さん初めましてー。
ホントですよね。文庫化して解説なしとか何考えてるんだよと……。
空色ヒッチハイカーは新潮文庫から出るので、こちらは解説はあると思います。こっちを期待しましょう!

ぜひ一般文芸の方も読んでみてくださいね。
またお待ちしてます。
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by yyuuta2003 | 2009-07-01 18:24 | 日記 | Comments(2)
Commented by ドラマニ at 2009-07-02 22:14 x
確かに悪口ではない辛口コメントというのは新鮮な気がします

『文学賞を受賞するというのとは異なる価値を持つ作品』っていうのは少しわかる気がします……
個人的にはこの本でものすごく考えさせられたのですけど
Commented by 月光 at 2009-07-04 01:14 x
この本は以前から深く爪を立てていた問題でしたし、考えさせられましたよ。
ただ、「小説というジャンル」で書けているかといえば、各先生方のコメントも頷ける部分はあるんですよね。当然、ユウさんの最後6行のコメントは同意見なんですが……。

うーむ……難しいですね。
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