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by yyuuta2003
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映画『半分の月がのぼる空』 感想
大変長らくお待たせしました。
映画半分の月がのぼる空の感想、やっと書けます。
実はただいまの時間1時で、明日1限からなんですが、そんなの関係ないぜ!!

前半はネタバレしない大雑把な感想。>>続きを読むから ネタバレ感想です。



それでは感想をば。
実を言うと、この映画、2回見ました、はい。だって半月の映画化だぜ!!ってことで。

最初に見た時は衝撃的で、これはやwらwれwたwww と言うしか無なかったです。
これはもう純粋に脚本家さんと監督さんに拍手を送りたい。

まさかこんなにもすごい内容になっているとは思いませんでした。原作を読まれた方、見て損は無いと思います。
あと、映画を読んで半分の月という作品を知られた方、これはぜひ原作を読んで欲しいです。映画とは違った半月ワールドを感じることが出来ると思います。

そして、1回目より2回目の方が感動が大きかった。正直1回目はストーリについていくのが一杯だったというのもあったんですが、2回目はストーリーを知っている分細部まで細かく見れて、感情移入もしやすかったです。もし良かったら、ぜひ2回見ることをお勧めします。1回目とは絶対違った見方が出来ると思う。
ぶっちゃけ、もう1回見たい(笑)。



では以下ネタバレ!!



さて……

夏目裕一だったと言うわけでしたね……。

なんつうかびっくりしたというか度肝を抜かれたと言うか。まさか夏目と裕一をくっつけるとは思いませんでした。後から考えてみれば、キャストに「裕一」と名前しか書かれていないし、大泉洋がパンフレットなどであんなに推されていたのも納得でした。

映画には正直脱帽しました。実写ドラマのトラウマでどこまで原作とかけ離れたものになるか心配だったんですが、ここまで大胆に原作にメスを入れられると逆に新鮮で清々しい。色々と個人差はあると思いますが、僕は好きです、この映画。これのどこが半月wwwって意見もあるとは思いますが、僕はそんなことはないと思ってます。確かに表面上のストーリーは原作とは別物と言ってもいいほどかもしれませんが、そこに描かれているものはまさしく半分の月という作品そのままだなと思いました。

何より僕が感心したというか、すげーなと思ったのは監督さんが本当に半月の原作を読み込んで、自分なりにしっかりこの世界感を捉えているなって感じだこと。あえて断言する。この監督さん、絶対半月好きだよ。原作読んで、すっごい気に入ったんだと思う。なんかそういうのが、映画見て伝わってきて、それが本当に良かった。ストーリは全然違うのに、この監督分かってんじゃん!!ってとこが多かった。


半月って作品は、裕一と里香だけの物語じゃなくて、もう一つ大きなものとして夏目先生と小夜子さんの存在があって、半月を語る時この2人をなしに語ることが出来ないしすごく重要な意味を持つと思う。だってそれは裕一と里香のある一つの未来でもあって、それを提示していくことで裕一と里香の生き方を問いかけたり見つめ直したり、今を生きるっていうメッセージが強く印象付けられるんだろうなって思う。となれば、原作を読んでこれをメディア化する場合、夏目と小夜子のストーリーもぜひ入れたいと思うと思うんです。少なくとも僕は思います。しかし実際のところ、数話、2,3時間という制約の中で裕一と里香だけでなく夏目と小夜子の物語を取り入れようと思ってもどう考えても尺的に無理があるわけで、実際アニメや実写ドラマには夏目と小夜子の話は出てきません。
これは半月ファンの中にも不満、残念に思っている人は多いんじゃないかと思います。時間的に無理なことは理解しつつ、でもやっぱり半月って夏目と小夜子があってだよなって思っていたりする。

そしてこの映画の監督もきっと同じようなことを思ったんじゃ無いかなって思いました。夏目と小夜子の話はぜひ入れたい。でも尺的に不可能だ。ではどうするか。
その葛藤の中であのアイデアが浮かんだんじゃないかと、勝手に想像しています。原作の中で描かれる愛する人がなくなった後を生きる夏目の辛さと葛藤と、昔の自分と同じ立場にいる裕一への一見冷たい言葉など、この”時間”と言う制約の中でうまく映画の中で表現されていると思いました。


それから半月の中で何気に印象深いシーン。8巻文化祭の劇のビンタシーン。僕もこれ最初読んだときは笑ったし、名場面と言っても良い場面だと思う。ファンの間でも好評なシーンじゃないかな。
番外編ではあるけれど、きっと監督さんも気に入ったに違いない。最初映画見たときニヤニヤが止まらなかったですぜ。半泣きしながらね(笑)。おぉここを入れるか!と。
この映画で劇の所は僕が一番気に入ってます。
もちろんビンタのところもだし、「一番プライベート持ち込んでるのはお前じゃん!」てとこは素直に吹きましたw

そしてなんといっても個人的に一番の名場面はここ。




「わたしは、一瞬でも長く、あなたのお側にいたいんです」


「…………(小声で)私も」




もう、正直やられた。何回見てもあそこは泣ける。

原作のさ、

「命をかけて君のものになる   R

とか

「そばにいていいか?ずっとずっとさ、そばにいていいか?」


ずっと一緒にいようぜ里香。
うん。
ずっと一緒にいよう。



とかと重なって原作思い出してやばかったです。やばいです。個人的に一番好きなシーンです。




あとさ、文化祭で里香が倒れて、病室に入って里香のお母さんに謝るところ。
「あの子がこんなにも楽しそうに笑ったのを見たのは何年ぶりかしら」ってお母さんが語るシーン。正確な台詞は覚えていないけど、あそこはまさに原作の亜希子さんの言葉

「ろくに笑わないまま死ぬのと、今みたいに笑いながら死ぬのとどっちが幸せだと思う? 」
(4巻/P313)


この問いかけそのものだと思う。



止められた3分間も描かれていて良かったと思う。



病院抜け出すところも悪くなかった。



最後のさ、銀河鉄道のメッセージもね。映画には出てこなかったけど、チボー家の 命をかけてきみのものになる のアレンジだよね。



「いいか、教えてやる。
その手はな、なにかを掴むためにあるんだよ。
欲しかったら、手を伸ばせよ。
そうして、強引に掴み取ればいいんだ。
ただぼんやり突っ立ってるだけじゃ、なんにもできないままになっちまうぞ」
(5巻/P232)

そう、手を伸ばして、何かを掴むために、裕一は医者に、心臓外科医になったんだよね!結局里香は死んでしまったけど、それでも確かに大切なものを掴んだよね。



「たとえ守りきれなくてもさ、守ろうとするだけで意味はあるよ」
(5巻/P63)
ここメッセージも映画には含まれている気がする。




確かに原作ファンとして思うところもあった。たぶん里香はこんなこと言わないよなーって思った所もあったし、山西と司、みゆきもだいぶ違っていたし。
だけどこの映画、僕は好きです。泣けたしめっちゃ笑えたし。笑えたってより、ニヤニヤしてたって感じですけど(笑)。
だけど実際笑い有り涙有りでよかったと思います。特に2回目見に行った時なんか、観客の笑い声で満ちてたよ。
「親父のエロ本読みながら何神妙なこと言ってんだよ!」 とか 文化祭のビンタのとことか。普通に笑いに包まれたもん、劇場が。そんなにたくさんの映画見て無いけど、こういうことってあんまなかったんじゃないかなって思う。



里香を死なせてしまったことはちょっとショックではあったけど、今まで誰も出来なかったことではある。もちろん原作でも、アニメでも、ドラマでも、そしてファンの書くSSでも。
こういうのを見て、なんとなく里香は死なないで裕一とずっと幸せに暮らしていくんだろうなーって漠然と思ってて、だけど映画を見て引き戻されました。どんなに希望を持ってもやっぱりこの映画が現実なんだろうと思う。

現実ってそんな甘くないしさ、里香の心臓もいつかは止まってしまう日が来るし、里香のいない世界を裕一が生きていかなきゃいけない日が恐らく来る。でもそれはいつかは分からない。1年後か10年後か、はたまた50年後か。だからこそ、2人にはたくさんのことを積み重ねて行って欲しい。色々な思い出を作り上げていって欲しい。
そんな風に改めて思いました。
映画の中で、退院後の里香の楽しそうな笑顔が見れてよかった。引越しのシーンとか、おなかの赤ちゃんに笑顔で声をかけるところとか。



裕一にとって、里香の子供がいることがせめてもの、そして最大の救いかな。
監督は花冠を読んでの選択なのか、それとも監督の希望が現れているのか。



うん、良い映画だと思う。











それでは大変遅くなってしまいましたが、コメ返しです。遅くなって申し訳ないです。

>>うたさん
映画の話最初聞いた時は半信半疑だったんですけど、本当に実現してうれしいです。
ハードカバーの方も。やっぱ半月はすごい!
病気の方は長引きましたがなんとか復活しました。そして紡さん大変だなーって切に思いました…

>>しなさん
しなさんお久しぶりです。
映画思っていた以上に良かったです。すごかったですね。

>>月光さん
映画見てきましたー。月光さんの感想はどうだったでしょうか?
実際ファンの間の評価がどうなのか気になるところ。
僕は気に入ったんですけどね。

体調悪いのはなんとか治りました。ご心配おかけしました。
やっぱり季節の変わり目は体調崩しやすいですね。


>>火澄さん
ご心配ありがとうございます。なんとか復帰しました。
ブログも読ませて頂いてます。なかなかコメントできなくて申し訳ないです。

by yyuuta2003 | 2010-04-26 02:24 | 日記
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